一途な奴が馬鹿を見る、
そんな世の中を再度実感した。
悲しい世界だな、と思った。
もう二度と
他人を過信しないと
そう、思って、また泣いた。
また、疑う人が増えた。
また、心の負荷も増えた。
より一層生きづらくなったこの世界を
生き抜くための強さが、
やっぱり僕には必要だった。
笑いながら疑って、
「好きだよ」と言いながら疑って、
怒りながらまた思い出して、
楽しい時間の片隅には
いつも悲しみが見え隠れして、
この世界で 僕だけが、
この気持ちを味わって、
この気持ちに支配されて、
一生付きまとわれる。
そりゃあね、性格だって ひん曲がるよ。
生ゴミみたいな汚い心が育つよ。
こんなことの、繰り返しなんだもん。
お金だけは、僕を裏切らない。
「仕事ばっかり、」と嘆く君のせいで
また、仕事が辞められなくなる。